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落窪物語: いじめられた姫君とかがやく貴公子の恋 (ストーリーで楽しむ日本の古典)

2013.01.24
落窪物語: いじめられた姫君とかがやく貴公子の恋 (ストーリーで楽しむ日本の古典)落窪物語: いじめられた姫君とかがやく貴公子の恋 (ストーリーで楽しむ日本の古典)
(2012/12/13)
越水利江子

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私の名は“あこぎ”。源中納言さまのお邸で、お姫様の侍女としておつとめしてるの。
私がお世話をして差し上げているのは、源中納言さまの亡くなられた奥様の娘である“すみれ姫”。
でも、お邸のみんなはこの美しい姫君様のことを、なんと“おちくぼ姫”などと呼ばれる。
というのも、源中納言さまの後妻として入られた継母である北の方さまが、継子の姫様をいじめ、お邸の一番日当たりの悪い北側の落ちくぼんだ場所にあるお部屋に姫様を閉じ込められたの!
そればかりか、北の方さまの実の子である三節姫(みおりひめ)や四つ葉姫の晴れ着や小物の縫い物をすべてさせられる。
それに、三節姫のご婚約者である“蔵人の少将”の晴れ着までも縫わせる始末。

それでも姫さまは、縫い物がとてもお上手であるがゆえ任されるのではあるけれど、なにひとつ恨み言をおっしゃるでもない。
おまけに、北の方さまは実の子には美しい晴れ着やおいしいものをお与えになるのに、すみれ姫さまには食事も粗末なもの、そしてお着物も古く擦り切れて色褪せたものしかお与えにならない。

それでも、そんなみすぼらしいお着物を着ていても、姫様はそれは誰にも引けを取らないほど美しく、姫様がお召しになるすみれ色のかさねがとてもお似合いなので、笑顔のかわいらしい姫様のことを私だけは“すみれ姫”と呼んでいるの。

こんな姫様のことをとても心配している私には、“蔵人の少将”の帯刀(たちわき)である惟成という恋人がいるのだけれど、彼から、こんなに心根もやさしくて素晴らしい美しい姫様を救い出してくださる方がおそばにいらっしゃるという情報を聞き出したわ。

そのお方は、惟成の乳兄弟で“右近の少将”である藤原道頼さまという、それはそれは宮中でもトップを争うほどの美しいご立派な方らしいのよね。

そのうち、北の方さまの姫様に対するひどい仕打ちはますますエスカレートしていくので、いよいよ私と惟成、そして道頼さまによる姫様救出作戦を決行するにいたるの。

おまけに、道頼さまは源中納言さまや北の方さまに対する復讐も考えられているらしい。
でも姫様にとっては大切なご家族ですから、そのあとのこともきちんと整えていらっしゃるみたいですけど、ここはもうお任せするしかないわね。

まあとにかく千年以上も前の日本にも、このようなシンデレラストーリーがあったってこと、すごくおもしろいと思わない?
それにしても北の方さまのやりくちと、道頼さまの復讐は、韓国ドラマにも匹敵するわね~。
こんなお話を誰が書かれたかは、いまだはっきりとはわかっていないらしいけれど、どうやらそれなりの身分の男性ではなかろうかといわれているらしいの。
昔の方々も、想像豊かで今と変わらない感覚でいらしたのね。

このお話の中で一番いいな、と思ったのは、一夫多妻制が当たり前だった当時に、道頼さまはすみれ姫さまひとすじでいらしたこと。ここ、重要ね!

テーマ : 児童文学・童話・絵本
ジャンル : 小説・文学

コメント

おちくぼ姫

落窪物語、Cちゃんに勧められ、わたしも去年の夏にはじめて読んだところです。
(といっても、装丁にひかれて、田辺聖子さんの 角川文庫「おちくぼ姫」です~。)
あとがきによれば、後半ダレるらしいですが、ストーリーは
韓国ドラマばりにおもしろかったですね!^^
あんなにいじめた北の方や、そのダンナ、お姉さまがたまで、
最後は、心優しい落窪姫のお世話になるのですよね。姫、人よすぎ。

DRG 3巻で止まってます・・ アニメ化ですか~ 

>琴子さん
あら!Cちゃんのおすすめでしたか^^
私も恥ずかしながら、日本の古典をほとんど読んでなくて、今更ながら母国のことを知らなすぎなことを反省し、苦手意識も克服するため、近頃続々と刊行されている子供向けの古典を読んでおります。
担当が児童ですし、自分が知らないことには子どもたちにすすめられないですものね^^;
この本は見かけが(表紙が)イマドキって感じで、良書を崇拝される方々が眉を顰めそうですが、今の子どもたちにはとっつきやすいかなと思います。
でも著者はこのシリーズ、著名な児童文学者ばかりで、読みやすいです。
RDGは6巻で終わりです・・・きっと続編が出ると固く信じて疑いませんが!(キッパリ!)
アニメ・・・・嫌だけど・・・気になります><

今ごろのコメントですみません…。

わたしも田辺聖子さんの文庫版を、表紙にひかれて読みました。
面白かったことはもちろん、日本にもこんなシンデレラストーリーがあったのかと感心しました。

ボランティアで行っている小学校の図書室には氷室冴子さんの『落窪物語』があります。
1993年の講談社版で、表紙がやわらかい絵でいいなあ、と思っていたのですが、こちらは読んでみたことはありません。
少女小説で大人気だった氷室冴子さんだから、きっと面白いと思うのですが…。
(今は2009年に装丁が変わっているみたいです。)

我が家では(の)の大学入試が終わりました。
第二志望に落ち着き、「まあ、そうだよね。」という感じです。
4年間、次のステップに向けて、しっかり頑張ってほしいです。

>(な)さん
こんにちは。こちらこそ今頃のレスですみません><;
田辺聖子さんの本の表紙、すてきですね^^
口語訳、著者によってはもちろんですが、子供向け・大人向けでもかなり違うでしょうし、私も田辺さん訳を読んでみようかなあ・・・。
(の)さん、いよいよ大学生ですか?早いですね~。
とりあえずは無事に入試が終わって、本人もご両親もほっとしていらっしゃることでしょう。
この季節は、我が家は近頃毎年胃が痛くなっています(T_T)
受験でもないのに・・・・

おちくぼ物語

今月、「おちくぼ物語」として新装版が出ました!カバーイラストはいのまたむつみさん、解説は美内すずえさんという豪華なコラボレーション。角川文庫の「おちくぼ姫」は内容を簡単にしすぎていますが、この「おちくぼ物語」は昔出た「舞え舞え蝸牛 新・落窪物語」の新装版ですから中身がしっかりしています。美内すずえさんの解説が絶品です

>うりはぜさん
はじめまして、こんばんは。
コメント、ありがとうございます。
おまけに新装版の情報までいただき、感謝です!
美内すずえさんの解説ですか。それは読んでみたいですね。
古典シリーズもどんどん出てきますので、どれが読みやすいか、子どもたちにはどれがおすすめか、見極める力をつけなければいけないですね・・・。

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