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『詩ふたつ』

2010.07.05
詩ふたつ詩ふたつ
(2010/05/20)
長田 弘

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これも同僚のすすめで読んでみました。
詩があんがいニガテな私ですが、文章がすぅ~っと入ってきて、抵抗なく読めました。
タイトルどおり、詩が2篇入っている本です。


1ページおきにクリムトの絵が挿入されています。


クリムトといえば、我が家にも結婚のお祝いに主人の会社の方々からいただいた“接吻”という絵があるのですが、その絵が、というか、クリムトが愛した女性の絵が有名ですね。
でも、この本に掲載された絵はすべて、風景画です。
それも、花や木々や森といったものを点描画で表現しています。


キャンバス一面にびっしりと打たれた色とりどりの点が、むせ返るような花々となり、木々の葉っぱとなり、生命の息吹を感じます。


でも、詩の方は、“死”“人生の終わり”を意味する内容。
それでいて、決して否定的・悲観的なものとして捉えていないのです。
愛する人たちが自分より先に死んでしまったとしても、手の届かないところに行ってしまったのではなくて、すぐそこ、いえ、自分の心とともにいるということを謳いあげています。
また沈黙は、さみしさの中の沈黙ではなくて、そこにあるべきもの、意味のあるもの、存在感のある沈黙なのだと。



だからこそ、クリムトの生命にあふれた絵が活きてくるのですね。
初めて見るクリムトの珍しい風景画。
女性の絵はどこか儚げで、死のにおいさえ感じるけれど、風景画のほうは静かな中に賑やかさを感じる絵のように思いました。

テーマ :
ジャンル : 小説・文学

コメント

はじめてきたくせに、コメントしてごめんなさい。
長田弘さんの名前に反応して、ここまで来ました。

えー。詩は2篇だけなのですね。
詩好きな私としては、ちょっと残念な感じもしますが、きれいな本に仕上がってそうで素敵ですね。

詳しくはないけれど、絵の方もじっくり見てみたいなぁ、と記事を読んで思いました。

>奈奈さん
こんにちは、はじめまして。
コメント、どうもありがとうございます。
長田弘さんがお好きなんですね。
今回はじめてこの方の詩を読みました。
わかりやすい文章で、すんなり入ってきましたよ。
クリムトの絵は、私もこういう風景画は初めて見たのでとても新鮮でした。
ぜひご覧になってみてくださいね^^

ひろのしんさん、こんばんは。
この絵本、どうもありがとうございました。

母がとても気に入って、毎夕声に出して読んでいます。そして泣いています。
悲しいからでなく、寂しいからかな。
でも素敵な詩と美しい絵にとても癒されて、
「声に出す事」「たくさん涙を流す事」で、
気持を浄化できるみたいです。

あらためて・・・素敵な絵本をどうもありがとうございました。

>primaveraさん
こんばんは。
今回は勝手に送りつけてどうもごめんなさい。
でもお母様、気に入ってくださったのなら、私としてもとても嬉しいです。
たくさん読まれて、たくさん涙を流して、そして次はいっぱい笑ってください。
思い出で自然と笑顔になられるときがきっと来るのをお祈りしていますね^^

こんばんは。

ひろのしんさんの記事を読んでから、ずっと心にあったこの本
図書館で借りて、あのすてきな函がないことにちょっと残念な
気持ちになりました。
何度も読むうち、やっぱり手元にほしいと思って、
先日ことりさんで求めて帰って、飾って読んで。

読むたび、言葉のひとつひとつ、クリムトの絵が
響き合って沁み渡ってきて、胸がいっぱいになります。
まずはひとつめのクリスマスプレゼントになりましたよ♪
ありがとうございます。


>琴子さん
こんばんは^^
見てくださっていたんですね。
こちらこそありがとうございます。
この本を私に紹介してくれた同僚がおすすめする本はだいたいハズレがないので、今日もまた何かおもしろいのがあったら教えて!って言ってきたところです(#^.^#)
ことりさんでもことり便のなかにあったので、やはりいい本なんだ!って再確認しました。
なんだか心の中にしっとりと染み込んでくる、素敵な詩ですよね。
私も琴子さんの紹介してくださってる本もちょくちょく参考にさせていただいてるんですよ^^

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