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クリスマスは愛を感じる日

2008.12.20
ゆきのまちかどに (ポプラせかいの絵本)ゆきのまちかどに (ポプラせかいの絵本)
(2008/10)
ケイト ディカミロバグラム イバトーリーン

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『ねずみの騎士デスペロー』という児童書(このおはなしもとても楽しいですので、読んでみてください)を書いた著者のとてもすてきなお話が、クリスマスのこの時期に出てきました。

クリスマスを迎える賑やかな街角。
1人のオルガン弾きの老人が、猿を連れて立っています。
彼は猿が差し出すブリキのカップに入れてもらうコインで生計をたてているようです。

街角に面したビルのアパートに住むフランシスは、その様子を上から眺めていました。
オルガンの音は、とても物悲しく聴こえ、フランシスはこの老人の事が気になります。


フランシスはおかあさんに聞きます。
「あの人、夜どこかに帰るの?」
「どこか知らないけど、帰るところがあるんでしょう。」


フランシスは夜もずっと寝ないでいました。
ベッドを出て、窓辺に近寄って外を眺めると・・・

オルガン弾きは街角の片隅に、猿をコートの中に入れてずっといるではありませんか。

フランシスは彼に向かって小声でいいました。

「こっちをみて。わたしをみて。」

するとオルガン弾きはなんとフランシスの方を見上げ、帽子を取って挨拶したのです。

フランシスは知りました。
こんなに寒いクリスマスの時期に、道端で寝ている人がいることを。

フランシスはおかあさんに言いました。

「あの人、うちで晩ご飯食べられないかしら?」

「そんなことできませんよ。知らない人なんですもの。」


フランシスはクリスマスのお芝居に出る予定でした。
イエス・キリストが生まれることを知らせる天使の役です。
その準備で、フランシスもおかあさんも大忙しなのでした。


お芝居の日、夕方から出かけます。
外は相変わらず寒いし、雪も積もっています。
オルガン弾きははその日も街角に立っていました。

フランシスはカップにコインを入れ、
「今日、私、お芝居に出るの。ぜひ見に来てちょうだい。」とオルガン弾きに言いました。

おかあさんは、「おくれますよ」とフランシスの手をひっぱります。

「ふたりともきっと見にきてね。この先の教会よ。」


そういうフランシスをオルガン弾きは悲しそうに微笑みました。



さて、いよいよフランシスの出番が近づいてきました。
舞台にたったフランシス。
たったひとつのセリフ、しっかり覚えたのですが・・・
立ち尽くしたまま、セリフがなかなか出てきません。

その時、フランシスはオルガン弾きのことばかり考えていたのです。

会場のみんながセリフを待っていました。

と・・・会場の後ろのとびらが開き、ひとりの人が入ってきました。
あのオルガン弾きです!

フランシスはにっこりして、そして大きな声で言いました。


「うれしいおしらせです。よろこびをお届けします!」

また繰り返し、

「よろこびをおとどけします!」



その後のパーティではみんながにこやかに、暖かいクリスマスを祝っていました。

みんなが、誰もが幸せになることを望む、それが本当のクリスマス。

ちいさなフランシスに、そんな簡単で難しいことを教えられたおはなしでした。



絵が、時代を表しています。
一昔前の、50’sのようなファッションのおかあさんやみんな。
そして街角の様子。

とても絵がいいですね。

はじめの絵は寒そうでしたが・・・最後はとても暖かい絵にほっとします。^^
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テーマ : 絵本
ジャンル : 本・雑誌

韓国絵本『おおいそがし、こいそがし』

2008.12.18
おおいそがし、こいそがし―韓国の四季の絵本・秋 (韓国の四季の絵本 (秋))おおいそがし、こいそがし―韓国の四季の絵本・秋 (韓国の四季の絵本 (秋))
(2003/10)
ユン クビョンイ テス

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ソウル大卒業後、大学哲学科教授を経て、現在は農業を営んでいる作者の、当事者だからこそ描ける小さい農家での秋の風物詩。


秋の取り入れの時期、家じゅう村じゅうがおおいそがい、こいそがし。
けいとうの花が咲く頃、とうもろこしを干したり胡麻の実をとったり。
そばの花が真っ白に咲く頃、とうがらしを庭先に広げて干したり、にわとりを追い回したり。^^


田んぼが一面黄金色にそまる頃、すずめは稲をつつくのに、案山子はすずめを追い払うのにおおいそがし、こいそがし。
栗の実が落ちる頃、ぼくもりすも栗ひろい。
ポプラの木の葉が黄色くなる頃、豆を打ったり、ねずみは豆つぶをぬすみ出す。^^


稲穂がずっしり実る頃、稲刈りをして、
柿の木の実が真っ赤に実ると、干し柿作り。かささぎは木陰で甘柿をつつく。

霜がうっすらおりる頃、大根と白菜を抜く。
野ねずみともぐらは逃げ回る。^^

桐の葉っぱが舞い落ちる頃、井戸の周りでキムチづくり。
とうさんはキムチの甕を庭に埋める。
ぼくは村じゅうにキムチをくばる。

枯れ葉がかさこそ風に舞うと、大根を埋める穴を掘り、雁は空を渡ってゆく。
柿の木にふくろうがおりてくると、ばあちゃんが豆つぶを選ぶ横で、ぼくはすやすやと眠る。



きっと今も韓国の里山あたりでは、同じような事があいかわらず続いているんだろうなあ。
なんとものどかな風景です。
外国といえども、すぐお隣の国。
大昔から行き来があって、文明・文化の交流も盛んだった国同士。
庶民の生活形態や季節を彩るものたちもとても似通っています。

だから、とても懐かしい感じがしますね。
特に田舎に住んでいる私などは、子どもの頃をついつい思い出してしまいます。

どちらかというと、日本の方がもう、こんな風景を見られるのは少なくなってきてるかもしれない。
たぶん韓国でも似たような状況で、農家を継ぐ若者も減ってるだろうし、開発の波もどんどん地方に押し寄せてるかもしれない。

それでも、まだ昔ながらのものがより多く残っているのではないかな、と思います。


私の住む地域でも、南国とはいえ急に寒くなり、初雪もすでに降りましたし、霜も降りました。
年の瀬もいよいよ押し迫ってきています。
これからもっともっと、なにかとせわしくなりますね。

この絵本のように、いろんな冬支度をするわけではないけれど、なんとなくせかせかと気ばかりが焦ってくるのは何なんでしょうね・・・。^^;

大晦日に向けて、我が家もおおいそがし、こいそがしです。

テーマ : 絵本
ジャンル : 本・雑誌

クリスマスの本『サンタが空から落ちてきた』

2008.12.11
サンタが空から落ちてきたサンタが空から落ちてきた
(2007/12/07)
コルネーリア・フンケ

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もう世間はすでにクリスマスシーズンに突入。
我が家・・・年毎にテンションが下がってきてる感じがします。
やはりまめおが中学生になったし、これまでのようにはいかないみたいで。
おまけに私の方も忙しさにかまけて、いまだ手をつけずのツリーや飾りつけ・・・。^^;

しかしまめぞうは、まだサンタクロースを信じているし、どうにか彼の気持ちにこたえてあげなければと、ちょっと反省・・・。


今回ご紹介するこの本を読んで、その思いはいっそう強くなりました。



12月9日の夜の空で、嵐にまきこまれたサンタクロースのニコラス・ユレブック。
トナカイのシューティングスターは手綱が切れて行方不明に。そしてユレブックの乗ったキャンピングカーは「霧の道」という通りに落ちてしまう。
ユレブックは、実は追われる身。
サンタの国ではヴァルデマールという悪いサンタが実権を握り、それからというもの、子どもたちの願いは聞き入れられず親の注文だけを聞くようになってしまった。それも前払いで・・・。^^;
しかし、7人のサンタクロースがヴァルデマールの言うことを無視して、天使や小妖精(コボルト)たちと協力して、こっそりと本物のプレゼントを作っていたが、ある日ヴァルデマールの命令を受けたくるみ割り人形にユレブック以外の6人のサンタが連れ去られたのだ。
1人逃げたままのユレブックがもしつかまると、みんなチョコレートにされてしまう。
しかし、すぐに出逢った少年ベンと少女シャルロッテといっしょにヴァルデマールをやっつけることに・・・。


ドキドキの大冒険と、待ち望んでいた本物のクリスマスの夜。
そしてまた1年後の再開を約束してのお別れ・・・。


大人が忘れてしまった、子どもの時の純粋なクリスマスへの思いをプレゼントしてくれるとてもかわいいおはなしです。


もうサンタクロースの真相を誰に聞くでもなくわかったまめおは、
「お母さん、オレ、実はもう知ってるからね。」
と何気に言ったんです。
思わず顔がこわばる私・・・。^^;
ついにこのときが来たか・・・と、ややショックでした。
やはり寂しいものですね。
でもまめそうがまだ信じてるので、まめぞうの前では知らぬ存ぜぬを通してくれています。

まだ我が家には、かわいいヤツがいる、とクリスマスムードも盛り上げなきゃ!!


まめぞうが11月、思い出しました。

「お母さん!12月は、アレ・・・ほら、カレンダー・・・やるでしょ?」

あ~あ・・・アドヴェントカレンダーね。
これまた忙しくて、テンションもあがらず、なかなか作れないので、今年はまめおに「作ってぇ~」と甘えてしまいました~。

ヤツは、「じゃあ、PC貸して!」というのでどうするかと思いきや、ペイントで何やらチマチマと画像を作っています。
細かい作業、肩が凝るような作業は得意です・・・。(^_^;)
私にはそんな根性も気力も残ってませんよ~。><


そして出来上がったのが、コレ。
アドヴェント・カレンダー2008

ゲームとマリオが大好きなまめおらしいっちゃあ、まめおらしい絵。(T_T)
これ、何かの図柄をただプリントしたのではなく、全部ヤツがペイントで描いたものです。
う・・・上手いけどさあ・・・、もうちょっと大きい絵にすればよかったのに・・・。
ホント、チマチマっ!!><


でもおかげでまめぞうは喜んで、いつもの・・・クイズを書き込んだり、一口チョコの宝探しを書き込んだりをしています。^^
まめおにも「いっしょにやってよね」って言うと、
「え~!?オレも?いや・・・いいよ。もう。」
なんて可愛くないことを言うので、無理やりつき合わせています。^^;ハハハ


ささ・・・あとは飾り付けが残っていたわ。(^_^;)
クリスマスらしいクリスマスを、これから本番まで楽しみましょ。

テーマ : 児童書
ジャンル : 本・雑誌

ラララ♪それが青春

2008.12.05
恋って、どんな味がするの? (読書がたのしくなるニッポンの文学)恋って、どんな味がするの? (読書がたのしくなるニッポンの文学)
(2007/11)
新美 南吉芥川 龍之介

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さまざまな有名作家が書いた、中高生向けの短編が収められているYAものです。
このタイトルのつけ方からして、普段敬遠しがちな近代文学の一端を気軽に味わえます。
かといって、内容はなかなかのものですよ。

どの物語も、「あ~・・・これが恋なのか。」と思わずにはいられない。
いろんな恋がある。


頬をおもわず染めるような、淡い恋もあれば、
熱く切ない恋もある。
いぶし銀のような愛情も描かれています。


一昔前のやや保守的な暮らしの中で育つ恋ゆえに、はかない恋もあって胸を揺さぶります。


思春期の頃って、どんなことにも感じやすくて、今思えば「こんなことにも頭を悩ませていたなんて」とか、「今じゃ感心も示さないようなことに、すごく熱くなっていたんだなあ」ってしみじみ思ってしまいます。

そういう時期に、突然恋ってやってくるし、急に冷めたりもする。

いつも不安で、悩ましくて・・・苦しい。


そんな時期に、こんないろんな恋の味を味わえる本を読むのもおすすめ。
私なんかの年齢になると、初恋の頃がとても懐かしく、もう一度きゅ~っと締め付けられるような恋がしてみたいな、とも思う・・・今日この頃。(#^.^#)

(だから、切ない韓ドラにはまったりもする・・・。(^_^;))


一番誕生日が古い森鴎外から、没年数が最も新しい太宰治まで、近代日本文学の歴史も垣間見れます。
森鴎外や鈴木三重吉などは、古い文体でやや読みづらい面もあるけど、伊藤左千夫・芥川龍之介をへて、新美南吉や宮沢賢治などの読みやすい文体にいたる、その変遷を自分なりに読み込んでみるのもおもしろいですね。


太宰治の『葉桜と魔笛』などは、病床の妹を思いやる姉が、ある日見つけた妹あてのたくさんの手紙から、思いを寄せる青年の存在を知り、あまり病状が芳しくない妹を励まそうと一芝居うった姉の心と、そんな姉の心を全て見通していた妹のあまりに切ない事実に感動します。


このおはなし、以前TBS系でお正月にやってた向田邦子原作のドラマシリーズの雰囲気によく似ています。
私、あのドラマは毎年とても楽しみにしていました。
昭和初期の東京を舞台にした、きりっと寒いお正月の頃の恋のお話が多かったように思います。
小林亜星さんの音楽と、黒柳徹子さんの語りがとても合っててよかったですね~。
再放送とか、ないかなあ・・・。^^



話は変わって・・・
先日まめおを塾に迎えに行って、車中いろんな話をして帰るんですが、
「オレ、同級生からオタクと思われている」←・・・・・現にそうなんですけど・・・。^^;
とか、「こないだ、オレがある女子のことが好きだとかいって、冷やかされた」
とか、今の彼の悩みを打ち明けてくれた。^^


「オレ、嫌なんだよね~。冷やかされたりするの。ぜっんぜんそういう気がないのに、言われるのってムカツクしね~。」
と、ややご立腹。(^_^;)


「別にイジメられてるってわけじゃないんでしょ?」と私。


「うん、そういうんじゃない。」と、まめお。


「仲のいい友達がそういう風に冷やかすの?」


「そう。でもなんも言い返せないしね・・・。」


「まあまあ・・・今はね、そういう時期なのよ。女の子のこと、意識する時期だし、ちょっとしたことでもいいから、そういうの言いたい時期があるのよ。ま、“青春”ってヤツよ。^^そういうの、青春の時期だからよね。今だけ、今だけ。」



「オレ、 “青春”って言葉が一番嫌い!!」
と、妙に熱い。変なところにつっかかってくる。


おお、おお・・・そういう風に熱くなるところ、固定観念に対して反保守的な態度と見解を持つなんていうところが、キミ!!
まさに青春というものなんだよ!
はっはっは・・・・



なんてことは本人には言わなかったけどさ。
ますます突っかかってこられたらヤダしね~。^^


今は好きな女の子なんていないし、ましてやオシャレの“オ”の字もヘッタクレも全くナッシングゥのまめお。
かえって、私から「ちょっとは外見をキチンと小奇麗にして、好きな女の子の1人や2人作ってみな!!今はそういう時期でもあるんだから。」とはっぱをかけている。(^_^;)



まめおには、↑の小説の醍醐味なぞ、わからないだろうなあ・・・。
もう少しでいいから成長しろよ!






テーマ : 男の子育児
ジャンル : 育児

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