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追悼:ターシャがくれた贈り物

2008.06.28
ターシャとコーギターシャとコーギ
(2008/02/27)
ターシャ・テューダー

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去る6月18日にターシャ・テューダーさんが亡くなられました。享年92歳の大往生です。
(詳しくは彼女の「メモリアル・ウェブサイト」にて。)
この知らせにとても寂しい思いをしたのは、もちろん私だけではないと思います。

このブログでも何度か取り上げてきたターシャの絵本や、放映されたターシャの番組で、たくさんのことを教えられ、心に素敵な贈り物をいただいてきました。
もう彼女のあたらしい絵本や映像を目にすることはできなくなりました。
本当に寂しいです。

絵を描くことが大好きで次第に才能を発揮しだした彼女は、絵本という形でこの世にその名前を広く知らしめました。
小さな子どもたちが、そのちっちゃな手にもしっくりおさまるように工夫した絵本が右の私の「すてき」にもある『パンプキン・ムーンシャイン』などのシリーズ。
他にも自分の子育てから生み出された、子どもたちを喜ばせるための季節ごとのイベントを絵本にまとめたり、クリスマスの絵本を描いたり。
それらのどれにも、自然とともに暮らす情景が描写されています。

一番彼女のことを知らしめたのが、広大な敷地に自分の手で作り上げた素晴らしい庭でした。
そして一角に建てられた家で質素に暮らす彼女のオーガニックな生活に注目が集まりました。
彼女の人生全てがみんなの憧れの的となり、人生訓が感動を呼びました。

たくさんの書物を読み、そこから得た豊富な言葉の山から、自分の好きな言葉を選び絵を添えた絵本も出しました。

そんな彼女が愛してやまなかった同居人が、コーギー犬です。メギーという名のコーギー犬と暮らしていましたね。^^
そのコーギー犬を主人公にしたてて描いた絵本、「コーギビルシリーズ」もとっても愉快な絵本です。

そして最後に出された本が、「ターシャとコーギ」という本です。
代々のコーギがいっしょに暮らしたのでしょうね。その暮らしの中であんな愉快な絵本が出てくるんですから、きっと愛らしい犬なのでしょう。
ぜひこの本も読んでみたいと思います。

常に前向きで自分の信念のおもうままに生きてきたターシャ。まだまだ彼女の暮らしぶりを見ていたいという思いはあるけど、これまでの人生の中からひとつでも多く学び取れればいいなと思います。

ターシャ・テューダーさんのご冥福をお祈りいたします。安らかに・・・。
ターシャとコーギ

(「Memorial Website」より画像をお借りしました。)


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テーマ : こころの糧になる本
ジャンル : 本・雑誌

絵本『とってもいいひ』

2008.06.26
とってもいいひとってもいいひ
(2008/02)
ケビン・ヘンクス

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出だしが・・・

「なんてわるいひなんだろう だってね・・・」

という文章で始まるこのえほん。

表紙の動物たちに、なんだかいやなことばかり起きるんです。
あらら・・・なんか縁起でもないわね、って思うでしょうが、大丈夫。

かなり気持ちの切り替えが早いですよ。^^
だって、ヤなことはあってもすぐにいいことが見つかるんですもの。

おまけに最後にでてくる女の子の言葉で、その日一日、すっごく幸せに過ごせそうな、そんな予感がするんですもの。

「ママ! きょうは とっても いいひよ!」

イライラ・くよくよ・ガッカリ・ハラハラ・・・と、嫌な気持ちが一気に吹き飛んでいきそうな素敵なえほんです。
全体に使われているパステルカラーが気持ちを落ち着けてくれます。
ぜひ!朝一番に読んでみたいですね。

テーマ : 絵本
ジャンル : 本・雑誌

安心感のある絵本~マージョリー・フラック

2008.06.19
ベスとアンガスベスとアンガス
(2007/12)
マージョリー・フラック

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マージョリー・フラックの「アンガス」のシリーズが最近立て続けに出版されていました。
→の絵本の紹介にもある「アンガスとあひる」については、以前「瀬田貞二氏の『行きて帰りし物語』」というタイトルでお話しましたが、あちらはずいぶん前に出版されていたのに、今回かなりの時を経て新しく出版されたことはとても嬉しいことです。

今回登場するのは、エアデール・テリアというやはり普通は活発な(^_^;)犬種の、正式名称は「ブルンブルンベス」という犬です。
耳をたてシッポをブルンブルンと振るのが普通のエアデール・テリア犬。

しかし、「ブルンブルンベス」はとっても恥ずかしがり屋で臆病で怖がり、しかもシッポも振らないし耳もたっていません。^^;
だからただの「ベス」と呼ばれるようになりました。

自分の影さえも怖くて、とうとう家の中に入るのも怖くて・・・外にいたある日、垣根の向こうからなにやら賑やかな音が聞こえてきました。

ミャーオ!
クワック クワック!
ウーウー、ワン!

あはは・・・きっと、ねことあひるとアンガスたちですね。^^
突然、木の上の枝にねこが、
垣根の下からあひるが1羽・・・2羽・・・
そのあとからアンガスが這い出してきて・・・
ねこも飛び降り、さあ!いつものように追いかけっこです。^^;

ベスはあんまりびっくりして、怖がるのも忘れてしまい、アンガスといっしょにあひるを追いかけ始めましたよ。
庭中をぐるぐる、ぐるぐる・・・
小道を下り、門をかけぬけ、通りを走り・・・
とうとうあひるたちは自分たちの庭へと走りこみました。

アンガスが、ウー、ワン!とシッポを振って吠えると、ベスもウッフ!と言いました。
ベスの耳もピンと立っています。
シッポもブルンブルンと回りだしました。

アンガスのおかげで、怖がりでなくなったのです。^^
そして今は毎日、アンガスとねことベスはいっしょに遊んでいます。
みんなはベスを、「ブルンブルンベス」と呼ぶようになりました・・・。

そして、もう1冊が『トプシーとアンガス』という本です。

トプシーとアンガストプシーとアンガス
(2008/03)
マージョリー・フラック

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トプシーはコッカ・スパニエルの子ども。
家は今は、ショー・ウィンドウの中。親もいなくていつも寂しい思いをしています。
時々ペット・ショップの前を通り、中を覗き込むジュディという女の子が気になって仕方ありません。
ジュディはかわいいトプシーをお母さんに「買って」と頼みますが、お母さんはだめだと言います。

ある日、トプシーに飼い主が現れました。
でも、あのジュディという女の子ではなく、お金持ちで一人で大きな家に住んでいるサマンサ・リトルフィールドというおばあさんでした。
トプシーに、皮のひも、首輪、大きなえさ皿、セーターに靴、素敵なベッドに毛布を与えてくれましたが、トプシーは全然うれしくありません。

逆にひもを隠したり、セーターの毛糸を引っ張り出したり靴をかんだり・・・
そのうち、クッションやソファまで咬んだり引きちぎったりして、とうとうサマンサ夫人の綺麗な家が散らかってしまうことに。かなしくなったサマンサ夫人はトプシーを地下室に閉じ込めました。
が・・・そこから逃げ出したトプシーが出て行った外には・・・

そう、アンガスがいました。^^
2匹は意気投合、ぐるぐる駆け回ってお隣の庭へと入っていくと、そこにはベスも!
3匹はまたぐるぐるぐるぐる、駆け回り始めました。^^;

そこに、ポーンと赤いボールがとんできて・・・ボールを追いかけてきたのは・・・!



はい、もうおわかりですね。ジュディだったのです。
結局トプシーはめでたくジュディの家で飼われることになります。そして、ジュディもいっしょになってみんあで跳ね回り、駆け回ってあそびました。

とってもかわいい、楽しいお話です。
小犬の落ち着かなくいつもぐるぐると回る姿が思い浮かびますね。
私、この二つの絵本を見て、読んで、ショパンの「小犬のワルツ」がずっと頭の中で流れていました。
だからよけいに楽しい。

どちらもあるべき姿、居るべき場所に落ち着く安心感が漂っていますね。
前回のねこやあひるとのお話は、行って帰ってくるという安心感でした。
子どもの心に響くお話をよく知り尽くした作者だったのですね。

テーマ : 絵本
ジャンル : 本・雑誌

本日、読み聞かせ♪

2008.06.10
わたしのおうち (あかね創作えほん 8)わたしのおうち (あかね創作えほん 8)
(1982/01)
神沢 利子

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今朝、読み聞かせに学校へ行ってきました。
今回は1年生の担当です。決まった学年だけじゃなく、各学年をまんべんなくやります。
そのたびに、選書や読み方、そして感じたこと&感じてもらえた事が、学年によって違うので勉強になります。

『わたしのおうち』は、子ども、特に小さい子なら大好きな内容の本ですね。
女の子が主人公ですが、男の子でも興味津々で聴いてくれます。
小さい子って、周りの大きな世界の中ではあまりに自分がちっぽけな存在に思えても、狭い空間なら思う存分自分の世界観を楽しめ、独自の空想も発揮できるのでしょうね。
段ボール箱の中にはいったり、我が子たちもよくやっていました。
自分のスケールとピッタリきて、安心感があるのだと思います。
大人に囲まれた世界では、あまりに広すぎる中の自分・・・ふわふわして、向こうが見えなくて、想像しにくいのだと思います。

そこへいくと、段ボール箱の中は素敵な自分だけのお部屋。好きなように飾ったり、誰にも怒られることなく自由にお料理だってできちゃいます。
そしてお友達を呼んで・・・人間でなくてもいいんです。動物が一番のお友達かもしれないですしね・・・しっかりおもてなしをしてあげるんです。
でも、せっかく作った私の空間を、壊されたらやっぱり嫌なんですね。
大事な大事なお部屋なんですもの。
でも、そんなお部屋をいっぱい気にって褒めてくれた人には、「どうぞ」ってお迎えしたいのよね。

あ~・・・そうそう。そうね・・・と自分の幼かった日のことも、ちょっぴり思い出せそうな、そんな絵本です。

いやだあさまであそぶんだいいやだあさまであそぶんだい
(2004/05)
ヘレン クーパー

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2冊目に読んだ本は、本当はお休み前のお布団の中で読むのが一番ふさわしいのでしょうが、さあ!これから授業が始まりますよ!!と張り詰めた緊張を解きほぐすのにいいのかな、と思い選びました。

遊びに夢中の子は、なかなか寝るもの惜しんで寝付こうとしないので、親泣かせですね。
思い当たるふしがありますね~。^^;
まめたちも、寝かせるのに一苦労した時期がありましたっけ・・・。(遠い目・・・)

でも、周りはみんな眠くてもうおやすみの時間に、一人だけ遊んでる男の子は、ほかにも起きている人がいることを知ります。そう・・・男の子のことを寝かしつけようとしているお母さん。
そのお母さんに抱かれて、そのあたたかさに包まれて、やっとおやすみなさい、と夢の中へとはいってゆくんです。
ほお~っと、落ち着いたところで読み聞かせ終わりの時間になりました。

読んでいる途中で、教室の中にハグロトンボが入ってきました。
みんなの周り、そして読んでいる私の周りをずっと、読んでいる間中、飛び回っていました。
みんなトンボが気になります。
そんな子どもたちの事も、トンボの事も、私は気になります。

でも、おわって挨拶を済ませたときに、
「トンボが入ってきたね」と子どもの一人が言いました。
「そうね・・・みんなのまわりを飛んでいたね。」と私。

「きっと、トンボも聞きたかったんだね。」
って言うのを聞いて、私は感動しました。^^

ただ単に気になった私なんかと違って、こういう感性を持っているんだ!と、子どもがくれるものの大きさを、また今回も教えてくれた一幕でした。
だから、読み聞かせはやめられない・・・。

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

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